接骨院で交通事故治療を行っていくにあたり大事なポイントがいくつかあります。
いざというときにしっかりと治すためにも確認しておきましょう。

1.即日受診
交通事故に遭われたら、その日のうちに整形外科を受診してください。
そこで、少しでも違和感がある部位を全て伝え診察・検査してもらいます。
※時間がたつにつれ、事故との関連性を証明しにくくなります。
※交通事故の場合、2週間後に痛みがでてくる事例もあります。しかし五日以上経過していると事故による損傷だと認めてもらえない事例がありました。

2.負傷名や接骨院通院の確認
負傷部位の確認と次回通院日の目安を確認し、病院への通院以外の日に接骨院へ通いたいことを伝えましょう。同意してくださった医師の氏名も覚えておきましょう。もし同意を得られなかった場合は、他の病院を受診することになりますので、通いたい接骨院へ連絡し提携している病院を確認してみましょう。
もしくは最初に接骨院へ連絡し、提携医院を聞いてしまいましょう。

3.保険会社へ連絡
接骨院へいく前に保険会社へ連絡しておくと円滑に施術が行えます。保険会社から接骨院は不可と言われた事例がありますが、どこへ通うかは本人が決める事であり、保険会社に決定権はありません。
接骨院への治療費は払わない、といった事を言われた事例もありますが、接骨院における柔道整復師による交通事故のケガへの施術は法的にも認められています。

4.専門弁護士へ依頼
保険会社との交渉が円滑に行えない場合は、弁護士に依頼することをお勧めします。
自動車保険には弁護士特約が付帯していることが多いため確認しておきましょう。もしなければ必ずつけておきましょう。
保険会社から紹介される弁護士はお勧め致しません。
交通事故を専門に扱っている弁護士がたくさんいますので、交通事故治療に詳しい弁護士へ依頼しましょう。接骨院と提携している事も多いため、接骨院へ確認するのも良いでしょう。

5.通院頻度
通われる接骨院にて確認しましょう。
事故当日から1~2週間は毎日通われることをお勧めします。
この期間は痛みが強くなる、または新たに痛みがでてくることが多々あります。
そして初期処置をどれだけ行えるかで予後が大きく変わります。
整形外科へは最低でも月に一回以上通いましょう。
医師に経過を診ていただくことはとても重要です。
接骨院では2週以降は、改めて症状等に合わせて通院頻度を相談しましょう。
経過に問題がなければ3~4日に一度(週に2回程度)の通院が良いでしょう。

6.通院期間
最も多いむち打ち症では、2か月~6か月となります。
6か月経過時点で後遺障害となるかどうかの確認になります。医師へ相談しましょう。
保険会社より、3か月時点で治療を打ち切り後遺症の申請をしましょうと提案される事例が多数ありましたが、6か月未満ではそもそも申請できません。

最後に
交通事故の被害者となられた場合は、最初から弁護士に依頼してしまうことをお勧め致します。
事故後の不安定な状態での手続きや交渉は治療に支障をきたします。保険会社との交渉などを弁護士に任せられれば、治療に専念することができます。どれだけ穏やかに憂いなく治療ができるかで治癒過程も大きく変わります。しっかりと寄り添ってくれる病院・弁護士・接骨院を選びましょう。